チャイナ+1として、ベトナムのホーチミン、ハノイ、ハイフォンに
カバン・バックの検品工場と倉庫環境を、急速に環境整備した当社ですが、
視線は常に数年先を見据え、
今回はベトナム ホーチミンからカンボジアのプノンペン経由で
シアヌークビルのカバン・バック工場を視察してきました。
シアヌークビルと言えば、開発が決定済みの夢の投資先として
日本でも一時期話題になっていましたが(開発の遅れも心配されてましたね)
ここシアヌークビルは、中国政府とカンボジア政府とのタイアップで
中国系の不動産投資会社が許可を得て、工業団地を作っている場所です。
だから当社の華僑人脈の情報網が役に立つのです。
まだ未開拓の場所はかなり余っているようですが、
現実は、開発中の土地のほとんどが中国の会社の投資で、
鼻の効く一部の韓国系の会社も進出してきているようです。
中国でもバック生産を展開している会社が運営する、
シアヌークビルのカバン・バッグ工場も視察しました。
ここは工場をスタートしてから1年半程度たった工場です。
オーダーは毎月回っているようですが、安い人件費とは裏腹に
効率や日本品質に苦労しているのが現状のようです。
もちろんオーナーも中国人なので、基本管理の方法は中国式で
中国人を連れてきて管理をしております。
当初アイパックとしては、検品のタイアップ企業として視察をいたしましたが、
検品作業に至るまでの工場内工程改善から、教育システム、マニュアル作り等を
一緒に行わなければ、生産効率が上がり、不良率が下がり、
工場もアイパックのお客様も3社がWIN WINの関係になることができないと判断しました。
そこで私からの提案は、検品に来るまでの作業改善、マニュアル作り、
検品員の教育を請け負い、共通認識をもった上で不良品や良品の話をしないと、
その場の出ている商品に対して良品不良品と振り分けても、
ビジネスとして成り立たたせるためのソリューションです。
これは多分、当社にしかできないと思いますので、自信を持って提案しますが、
改めて思った事は、中国の技術は熟練されていて、そのレベルを第三国に求めることの
難しさに直面した印象です。
とは言え、時間はかかりますが実現は可能です。
ベトナムに来てからは、様々な韓国人に出合いましたが、
彼らの工場の立ち上げと技術指導のノウハウは、ここベトナムでは一定の成功例を出しています。
それに比べ、中国人が違う国で工場の立ち上げをするノウハウは、
現時点では韓国人より劣っているように感じます。
だたからこそ、当社が役に立つチャンスが沢山ありそうです。
これからもベトナムにもカンボジアにも、様々な地域・国から
どんどんチャレンジしてくる会社が現れることでしょう
アイパックも、チャレンジすることを怠ること無く
どんどん前へ、邁進していく所存で御座います。
カバン・バックの総合サービス会社
株式会社アイ・パック
代表取締役 藤川 和也
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