ホーチミンの韓国系カバン工場にアイパック検品工場が完成

ホーチミンの韓国系カバン工場との交渉がまとまったことで、

いよいよ当社アイパックのカバン検品工場が近日完成します。

完成に至るまでのプロセスで光量、温度・湿度管理や防虫など、

いくつかの問題を解決する対策が必要でしたが、全てクリアしました。


当社は工場の環境改善のコンサルティングも業務の一部として行っております。

工場内を改善したポイントは下記の通りです。



1;単独の部屋管理による工員さんの管理体制構築

2;エアコン取替による工場内部の温度調整で防虫環境を構築

3;除湿機設置による湿度管理環境の構築

4;温度+湿度計設置による室内環境の目視管理体制の構築

5;セルライン方式導入による小ロット・大ロットの迅速な対応環境の構築

6;Panasonic製日光色蛍光灯設置による、日本基準のカバンの色目管理体制の構築

7;X線検針機のモニター増設による複数同時チェックの厳密な検針体制の構築

8;ベルトコンベアー設置によるカバン検品効率向上の環境構築

9;大容量の検査データの保存体制の構築



尚、X線検針機に関しては当社直営カバン検品工場のモノと比べて

機能レベルは落ちますが、少しでも作業員が負担なく、

最大のパフォーマンスができるように改造いたしました。

お客様によってはアイパックでの持ち込みX線検針との併用を考えております。

弊社の機械とはやはりレベルが違いますが、工場のX線でも良いと言ってくれるお客様は

こちらでも良いかと思います。


提出書類の時に写真を求められる場合は、アイパックの機械をお使いください。


今後、写真と番号の合わせたシールも発行する事も考えております。

(東芝の機械は購入しました)今月末には稼働する予定です。

このように、当社アイパックが、現地カバン工場とタイアップする際には

トラック代の節約、時間の節約、素早い対応、最終的な不良品の少なさによる

二重検品代の節約等、工場側にあらゆるメリットが生まれる工場環境の

提案、改善を行っています。

今後もあらゆる改善の可能性を考えながら、臨機応変に対応して

工場、アイパック、お客様の3社に喜ばれる三方良しの関係性を築けるよう
努力を惜しまないご提案をお約束します。


YJFアイパック検品場です。
すべてPanasonicの蛍光灯を入れておりますので、照明の明るさは100lx以上はあります。



 YJF工場のX線検針機にベルトコンベーアーを設置して、
一つの画面に一つのバックが入るように設計しました。



DVDの保存形式なので検針データを大量に保存可能です



正確さと耐久性を求めてDAIKINのエアコンとNAKATOMIの除湿機を導入



エアコンと湿度計をつけて気温を29度。湿度を47%まで落として安定させています。
室外の気温は約33度、湿度は70度です。