先日、未来世紀ジパングというテレビ番組で、
イタリアのファッション界を揺るがすある事件を取り上げていましたね。
一昨年、イタリア国営放送のテレビ番組で、イタリアファッション界の暗部が暴露。
あるイタリアのカバン、バッグの下請け工場の元経営者が
発注先のブランド側から、経費を下げるために人件費の安い中国人のカバン職人を雇えと命令され
やむなくイタリア人職人を全員解雇。
結果的にこの経営者は、業界から大バッシングを受けて会社を畳むことになり、
家族も離散したという悲劇が起こりました。
ファストファッションの劣悪な労働条件が問題になっていましたが
ハイブランドでも、同じ状況になっていることに、皆さん衝撃を受けたようですね。
純粋に、カバン、バッグファンの私としては、マイスター制度の欧州の
メイドインイタリーというブランド概念が揺れていることは複雑な気分ですが
中国やベトナムでカバン、バッグで生きてきた私の感覚では
中国人のカバン・バッグ熟練工の技術力は、すでに世界有数のレベルになってます。
ベトナムの職人のレベルも、飛躍的に成長中です。
以前、日本からあらゆる職人芸が中国に流れていきましたが
今は中国を中心に、同じ事が世界中で起きているということですね。
職人の技術力の向上は、チャイナプラスワンのベトナムでも進行中の事実です。
時代は急速の変化しています。
この流れを世界規模で俯瞰し、今後の流れを見間違うことなく
上手く波に乗っていきたいものですね。
カバン・バック・革小物の国際総合サービス会社
株式会社アイ・パック 代表取締役 藤川 和也
未来世紀ジパング
一昨年、イタリアのファッション界を揺るがす事件が起きた。
世界的高級ブランドのカバン作りの裏側を取材したドキュメント番組がテレビで放映されたのだ。
その内容は「“メイド・イン・イタリー”と銘打った商品、
実は安い工賃で、イタリアに住む中国人が作っている」と。
テレビで告発した男性にジパング取材班が直撃した。
http://goo.gl/wgZIgb
http://txbiz.tv-tokyo.co.jp/zipangu/vod/post_110184/?trflg=1
http://www.tv-tokyo.co.jp/zipangu/backnumber/20160425/
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