ベトナム ホーチミンのカバン・バックの検品工場 職場改善

毎年2月は春節で休みが長い上、月の日数も少ないので
売上げは落ちこみます。

しかし今年は例年に無く、カバン・バッグの検品のご依頼を
沢山いただき、有難いことに3月に入っても工場がフル回転する
状況が続いております。

私自身も、岡山、大阪、東京、香港、広州、青島、
ハノイ・ハイフォンの間を飛び回り、
自宅のあるホーチミンに居る時間が極端に少なくなっています。

それに加えて、ベトナム ホーチミンのカバン・バッグの検品工場は
急速な人員補強を行っているので、このタイミングで検品工員の
教育と、工場環境の改善を実施することにしました。

検品工員の教育係として、急遽、青島から高 部長をホーチミンに派遣。

私が全幅の信頼を置く高 部長は、検品工場の環境改善や
工員の意識統一と向上、規律の教育に関するマネジメントのプロです。

ホーチミンにカバン・バッグの検品工場を立ち上げた当初は
検品工員各々が自己流で行動しており、規律が足りない状態でしたが、
高 部長と、私が共に指導することで、
半日でほぼ理想の形に近づく事が出来ました。

高部長はベトナム語は話せませんが、自ら現場に入って現地の工員と
一緒に作業することで、自分がここに来ている意味を意識させ、
現場の現状を把握し、工員の心をしっかりと掴んで、
環境改善、意識改革の方向に、みんなを導いていきます。

この取り組みは、普段中国国内で活動している
当社の幹部社員達の教育にも繫がっています。
海外に行って仕事をする難しさを体験できるからです。

私も初めて中国に来た時、同じ境遇にいました。
言葉が一番重要では無い事を改めて感じ、
先ずは一緒に仕事をする事が重要だと
改めて感じさせてくれた機会となりました。

ベトナムの人は基本的に真面目です。
やり方を知らないだけなので、伝えればしっかり動いてくれます。

これからも、常に現場で起きている事を把握し、
品質維持、向上にこだわり続け、さらに現場の効率を考えて、
利益を上げられる体制にできるよう、
社内の進化を促したいと考えています。


カバン・バック・革小物の国際総合サービス会社
株式会社アイ・パック 代表取締役 藤川 和也