広州・狮岭のカバン・バッグ検品工場の設備改善と、中山市での商談

 

広州・岭には、小まめに出張し、状況を管理いるのですが、

岭のカバン・バッグ検品工場は現在、様々な改善を行っております。

 

先ず、工場内部にエレベーターを設置しスペースの拡大を図りました。

 

さらに食堂を小さくし、以前、社員寮だった場所を改装して

新たに800㎡の作業スペースを確保しました。

 

外部にこれと同じ位のスペースを借りていたので、

今後は外部倉庫を借りる費用は発生せず、経費削減になります。

 

今回の投資を実現するために、建物の大家さんと家賃を交渉。

 

中国人の投資家は自分の最低限の譲れる範囲を持っていて

そこにしっかりと理に叶った理由がありました。

 

私たちの交渉は周りの価格を調査して、大体相場がこういう感じだからこの辺でどうか

と言う交渉ですが、ここの大家さんは周りの状況、昔からの地域の発展具合、銀行金利、

今後の発展の見込み等、あらゆる情報を元に話をしてきます。

 

投資家の交渉の観点がわかり、勉強になりました。

 

契約延長の交渉は、長期間の賃貸契約を確保しましたの、

社内改善に投資をすることを決断することが出来ました。

 

このスペース拡大で、繁忙期の混乱を少しでも緩和する事が

 

出来るようになればと考えています。

 

時代に合わせて現場の大きさを変化させ、固定費を下げる努力をどのように

投資しながら、少し長いスパンで見て動くことは経営者として求められる資質です。

 

さらに、投資の一環として、会社の正面と両サイドの外壁に当社の宣伝看板を掲げました。

 

以前にも看板は掲げていたのですが、中国政府からの圧力で

以前の内容では掲げる事を禁止させられた事が理由で取り外す事になりました。

 

今回は内容もしっかりと確認を受けて、アイパックの掲げる事になりましたので

 

当分は広州・岭を訪れたお客様にも、見ていただきやすくなりそうです。

 

更に、今回の広州・岭の出張では、中山にある日系のカバン工場に

防菌包等の紹介とアイパックとはどのような会社かと言う紹介も兼ねて行ってきました。

 

中山市には通りすぎるくらいはあったのですが、実際商談するまでの経緯は初めてのことでした。

 

お客様の都合もあり、時間がちょっと約束の時間が変更になったので、

孫文(孫中山)の記念館に行ってきました。

 

この地は、孫文(孫中山)の名前にちなんで中山市と付けれれたそうです。

 

この都市だけは、中国の共産党の国旗と孫文の設立した国民党の旗の両方が

掲げらえれても問題ないと工場の人から聞きました。

 

共産党の中でも、孫文は英雄視されていて、当時、西洋の列強国から中国を守ったのは

孫文の国民党だったと称えております。

 

今年生誕150周年の年らしく、習近平国家主席の祝辞等も

中央テレビで発表された内容も館内では放送されていました。

 

今回は中国の近代史に触れる事もでき、勉強になった出張でした。

 

 

 

カバン・バック・革小物の国際総合サービス会社

 

株式会社アイ・パック 代表取締役 藤川 和也