ホーチミンのカバン・バッグ工場で実感した災害への備え

ホーチミン近郊のカバン・バッグ製造工場と、新たな取り組みがスタートします。

 

このカバン・バッグ製造工場は、ホーチミンの当社アイパックオフィスから

車で2時間程の距離に位置し、工員500名規模で、100%日本向けのカバン・バッグを作っています。

 

実はこのカバン・バッグ製造工場、昨年の12月に不幸な火事に遭ってしまい、工場が全焼しました。

 

しかし、火災保険に加入していたので、建物の再建費用や機械設備の再投資の費用の

大半は保険金が下りたようで、今年の1月には見事に復活を成し遂げました。

 

ここはスポーツバックがメインの工場で、以前より増して綺麗で設備が充実した工場へと

復活しておりますが、悩みは昔のお客様のほとんどは継続取引をする事が出来なかったようです。

 

火災当時の状況から考えると、商品が燃えて出荷出来なかったり、カバン・バッグを新しく作成する

材料が燃えて使えなくなったりと、様々な問題を抱えてお客様と取引が停止したとの事でした。

 

弊社アイパックも、ベトナムに進出した当時、借りていた倉庫には保険も未加入状態でしたが、

すぐに壁やスプリンクラー等を設置して、日系の保険会社に加入した経緯があります。

 

現在、当社アイパックは、中国・ベトナムともに全ての施設の防犯、防災対策は

万全を期していますが、過去、中国で、火事が原因で工場を閉めた会社をいくつか見てきました。

 

そのほとんどの会社は、保険にも入っておらず危険予測をせずに

不慮の事故で全てを失っている会社です。

 

しかし今回、新たに契約したしたホーチミンのカバン・バッグ工場の会社は、

火事にはなりましたが、しっかりと以前よりレベルアップした工場に生まれ変わり、

新たなお客様を開拓しています。

 

当社アイパックも、この会社に幾つかのお客様をご紹介して、新たなビジネスを作っております。

 

困った時はお互い様ですね。

 

カバン・バッグ工場の悩みと、お客様のニーズをマッチングさせる事も弊社アイパックの強みです。

 

カバン・バッグの検品業務は、日々の仕事としてしっかりと行っていきますが、

それ以上に、お客様や工場が困っている悩みををどんどん吸い上げて解決する方法を探し、

全ての人がWIN WINの関係になれるような動きを常に意識しています。

 

同じ業界で生きる全ての人に、当社アイパックと力を合わせる事で

幸せを分かち合えたら、最高ですね。

 

 

 

カバン・バック・革小物の国際総合サービス会社

 

株式会社アイ・パック 代表取締役 藤川 和也