韓国のカバン工場の実力とカバン工場が生き残るコツ

国のカバン工場の事務所に行って来ました。

以前からお付き合いのあるカバン会社ですが、

韓国国内にあるヘッドオフィスを訪れたのは三年ぶりです。

 

この会社のカバン工場は中国の青島にありますが、

時代のニーズの変化に対応し、現在の青島のカバン工場は、

海岸部から内陸に五時間ほど移動した場所に移転しています。

 

この会社、カバンの製造は青島の工場で生産していますが、

サンプルは未だに韓国で作っています。

 

それは何故か・・・・・?

 

その答えは、現地に行って現場を見ることで改めてわかりました。

 

サンプルの品質の精度が高いのです。

 

工場で生産しているカバンは、作り始める前に参考にする

サンプルを元に生産指示をしますので、サンプルの精度は

当然、最終的な完成品のカバンの完成度に影響します。

 

 

昔ながらの一見非効率に見える非主流なやり方を貫いている

この会社のやり方は、実はこの会社の強みだったのです。

 

青島から撤退するカバン工場が多い中、しっかり生き残っている

理由がよくわかりました。

 

この会社が生産しているカバン・バック商品は比較的こだわりがある商品です。

私もショールームを見てその意味も感じました。

 

目先のコストばかりを追求すること無く、

自社が信じる考えとやり方を継続しつづけているその姿勢が

今のこの会社を支え、顧客から支持されています。

 

モノ作りの会社に必要なこだわりの重要性を、改めて感じた

意義ある出張となりました。

 

 

カバン・バック・革小物の国際総合サービス会社

株式会社アイ・パック 代表取締役 藤川 和也