イタリアのカバン・バックのデザインや素材の傾向

旧正月休み中、イタリアのカバン・バック界の現状視察と展示会

見学のため、ミラノ・フィレンツェ・ローマに視察に行ってきました。

 

イタリアは街並みを見ているだけで、いろんなアイデアが頭に浮かぶ

刺激的な街で、またイタリア人のオシャレのレベルや格好良さは

老若男女問わず、強く感じます。

職業柄、イタリアの人々が持っているカバン・バックを、ついチェック

してしまいますが、必ずどこかにセンスを感じさせるこだわりがあります。

 

ミラノでは2箇所の展示会に参加。一つはカバン・バックの展示会で、

もう一つはカバン・バックの材料の展示会です。

 

カバン・バックの展示会に関しては流石ミラノ、実用性よりも

ファッション性が高く、日本やアジアのカバン・バックに関する

デザイン性とイタリアの違いを強く感じました。

 

材料の展示会は、非常に興味深い新鮮な情報がたくさんありました。

イタリアからスペインポルトガルと、ヨーロッパの革の生産国が

軒並み出店していましたが、革の加工技術はやはりイタリアには勝てないと感じました。

色や風合い手触り等こだわりを随所に感じて、いろんな国の人達がイタリアの革製品に

魅了される理由が容易に理解できます。

 

また革以外の生地(ナイロンや帆布やPU合皮)も洗練されていて、ア

ジアには無い雰囲気を醸し出しています。

ここにもたくさんの中国企業も出展してました。

 

イタリアの特性を出し、アジアでは見つけられない色や風合いや手触り、

高級感がある素材に、沢山出会うことができました。

この情報は、お客様がカバン・バックを企画する際の情報提供として

お役に立てそうです。

 

これまで、数多くのカバンやバックを見てきたカバン・バックの

プロを自称する私が、これまでの価値観や思い込みを一新させる

新しいカバン・バックの世界観を感じた事は大収穫です。

 

OEMでイタリアに中国やベトナムから輸入して販売するビジネスは

日本と同じで可能性はあると感じました。

 

今回の出張では、いろんなアイデアが閃き、多くのビジネスチャンスを

感じての帰国になります。

 

 

今年中に形にして来年には新ビジネスを立ち上げる予定です。

これからまた忙しくなりそうです。具体的に絵を描いて前に進みますよ!

 

 

 

 

ベトナムと中国を基点に日本と世界を繋ぐ

カバン・バック・革小物の国際総合サービス会社

株式会社アイ・パック 代表取締役 藤川 和也