浙江 省平湖がキャリーケース製造に強い理由

上海から新幹線で約40分。

 

キャリーケース工場の名産地、浙江省の平湖に視察に行ってきました。

 

駅周辺でもキャリーケース工場の広告があり、

ホテルでも中国有数のキャリーケースの名産地として商品の紹介をしています。

 

街をあげて宣伝し、キャリーケース製造業界を盛り上げている印象です。

 

浙江省平湖のキャリーケース工場は、中国資本の工場が多く、

すでに工場を始めて20年を越える会社も存在し、熟練されています。

 

ほとんどのキャリーケース工場は、自前の土地と建物で工場の規模も大きく、

今からレンタル工場でキャリーケースの工場を始めるのはコスト的に

全然合わない感じを受けましたので、新規参入障壁となっています。

 

それがこの地域を、キャリーケースの分野で世界的にも競争力を示している

要因のひとつだと思われます。

 

周辺のサプライヤーもたくさん揃っている事を考えると、

ただ人件費の安い地域に流れて行くという、現状のかばん・バック業界の

トレンドは、このキャリーケースの分野においては当てはまらないと感じました。

 

ということで、浙江省平湖のキャリーケース業界での検品作業も

今後、本格的に始めて行きたいと決意を新たにしました。

 

 

 

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カバン・バック・革小物の国際総合サービス会社

株式会社アイ・パック 代表取締役 藤川 和也