歴史あるイタリアのファッション展示会でカバンの新商品を視察

イタリア フィレンツェでは定期的に PITTI UOMO という

ファッション展示会が開催されています。

 

この PITTI UOMO 、ヨーロッパでも有数の歴史ある展示会で、

出展も入場もなかなか許されないレアチケットとなっています。

 

ところがこの度、懇意にしていただいているお客様が

出展されると聞いて、入場passを手に入れることができました。

 

本当に感謝です。

 

入場の警備は厳重で、パビリオン入退出の際は、

都度、PASSカードの提示を義務づけられます。

 

ファッション展示会の会場は「バッソ要塞」という歴史遺産です。

出展社はヨーロッパ各国から集まっており

個性的なブースを展開していました。

 

日本からの有名な会社の出展もいくつか見かけましたが、

地元ヨーロッパの見学者のウケはあまり芳しくなさそうな印象。

 

日本からのバイヤーも沢山来ていましたが、

日本市場に向けて売れそうな商品も、あまり手応えがあるものは

無さそうでした。

 

ブースを彩る展示物としてのカバンの出展品の数々は

魅力的に目に映りましたが、

日本で売れる商品として成り立つかどうかは微妙な商品が

多い印象でした。

 

私はカバン専門のプロとしての目線で商品を観察しましたが、

個人的に買いたいと思える商品には、残念ながら出会えませんでした。

 

日本のカバン商品を、そのままヨーロッパの市場に売り込んでも難しい。

また、ヨーロッパのカバン商品を、日本の市場で売り込んでも難しい。

 

日本とヨーロッパでは、明らかに売れるカバンのトレンドが違う・・・

 

ここにヒントを得ました。

 

 

日本人の私がイタリアで出来る事をしっかりと把握し、

日本のカバン業界のお客様に受け入れられるビジネスモデルの方向性が

はっきりしたのが今回の出張です。

 

とても有意義な視察となりました。

 

展示会の帰路、イタリアで発足する会社の手続きにも行って来ました。

まだまだ正式に動くまでは準備がかかります。

早くても3月末か4月スタートになると思います。

 

また新鮮な本場のカバン・バック情報をお届けしますので

楽しみにお待ちくださいませ。

 

 

 

 

ベトナムと中国を基点に日本と世界を繋ぐ

カバン・バック・革小物の国際総合サービス会社

株式会社アイ・パック 代表取締役 藤川 和也