近年の中国カバン工場の移転のトレンドとは?

久し振りに中国、日照市のカバン検品工場に行ってきました。

 

ここ、日照にカバン検品工場を進出させたのは7年前・・・

 

当時はまだ青島本社のみで稼働していた時期で

日照が初の過疎地への進出でした。

 

進出した頃は、時期が未だ早いかなという懸念もありましたが、

この地域は今、時代の波に乗っています。

 

現在も出荷の真っ最中・・・盛況です。

 

最近は日照よりも更に中国大陸の奥地での

カバン工場の進出が増えてきています。

 

中国人経営のカバン工場はさらに奥地へ・・・

韓国人経営のカバン工場は第三国へ・・・

 

これが最近のカバン工場のトレンドになっています。

 

場所とコスト、人と品質の関係は、いつも裏腹な関係で

バランスを保ちつつ、安定したオーダーを毎年出し続ける事は、

お客様と工場と弊社の協力があって初めて成り立ちます。

 

ベトナムにオーダーを出すお客様は、納期の問題や価格の

問題がありますし、中国の田舎の問題は品質の問題が

一番大きな問題となります。

 

今までのカバン業界のビジネスモデルにお客様が慣れていて、

今までの条件よりも更に良い条件の工場を探す、

もしくは現状維持出来る工場を探すのはとても難しくて、

何らかの妥協案が求められています。

 

今後はそういう課題も頭に入れながら

エンドユーザーと調整しつつ、

選択をしていく事が更に求められそうです。

 

 

※追伸

 

下記の写真は、日照検品場の食事です。

当時の懐かしい味を思い出しました。

とても美味しかった。

私も初心を忘れず、邁進します。

 

 

 

 

ベトナムと中国を基点に日本と世界を繋ぐ

カバン・バック・革小物の国際総合サービス会社

株式会社アイ・パック 代表取締役 藤川 和也