貴金属のように美しいイタリアの金具職人の品質

イタリアの弊社スタッフの人脈で紹介してもらった

オーダーメイドの金具屋さんを訪問しました。

 

ロケーションは当社のイタリアオフィスの近所で

イタリア人が経営している金具工房です。

 

大きな規模の工場ではありませんが、

一つひとつの金具を手作りに拘って制作してくれる

正に昔ながらの金具職人の工房です。

 

金具の制作は、発注書の内容を基に

先ずは3Dプリンターでサンプルの型を樹脂で作り

確認後に量産体制に入るのですが、

翌日にはサンプルが完成します。

 

とにかく手際が良くてスピードが速い!

 

この金具工場、高級ブランドの新作モデルも作っていますので、

基本的に部外者は工場内に入れないのですが、

今回は有力な人脈の紹介ということで、特別に工場内を見せてくれました。

 

CNCマシンで一つひとつ、真鍮素材を削り出して作ります。

 

物によってはダイキャスト金型を作り、工場内で組み立てをして、

メッキ加工前の磨きを職人さんが一つづつ丁寧に磨き上げます。

メッキ加工は専門の工場に発注します。

 

サンプル室もとても綺麗で、バッグに使う金具が陳列されているというよりも

むしろ、宝石店でアクセサリーを見ている印象すら感じました。

とにかく完成品の金具の品質が高くて美しい・・・

金具を見てるだけで惚れ惚れする感じを受けながら、

こういうハイセンスで高品質な会社と組んで

オリジナルのバッグを作りたいという気持ちが高鳴りました。

 

中国では価格の問題等で、やむなく安い金具を使うことで

トラブルが発生するケースを少なからず目の当たりにしました。

 

それも購入した時や、カバンが出来たあとすぐには分からないのですが、

後からメッキが剥がれたり、使っていて壊れたりする事は多々あります。

 

もちろん弊社で検品をする時に大半は不具合を発見できますが、

どうしても見た目では発見できない劣化品も存在します。

 

もちろん商品の品質は価格と比例します。

作る工場も使う素材も、全て品質はコストに比例します。

 

しかしながら、日本の消費者は安くて高品質を求めているので、

作っている工場や、間に入っているメーカーさん、商社さんは

どちらにも動けずに困っているとも再認識しました。

 

そうした中国の事情に対して、イタリアでももの作りの基本は

「絶対的な品質保持」です。

品質を守った上で、出来るだけのコストを抑える事を考えています。

 

昔、日本でサラリーマンをしていた時の気持ちを思い出しました。

 

日本の物作りとイタリアの物作りは共通点はたくさんあると感じました。

 

しかし一つ違うところを感じたのは、イタリア人は見た目のイメージに

異常なまでに、こだわるところです。

 

良いものを作ってもデザインが美しくないものは

誰も手に取らないという、イタリア人の感性は日本人より

ステージが上です。

 

車にしてもそうですね。

 

フェラーリやランボルギーニ等はカッコいいから乗る。

エンジンやドアの開閉の音すらこだわります。

 

周りからどうカッコよく見られるかをコンセプトに作っている車です。

 

日本車は、オーソドックスに使いやすくガソリンも節約出来る。

実用的な車が多い、デザインも画一的で個性が弱い。

 

イタリアのセンスと品質の力。

中国のマンパワーとコストダウンの力。

日本の実用性と真面目さ、正直さ、繊細さの力。

 

これらを結集して、理想のカバン、バックを

世に生み出していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

ベトナムと中国を基点に日本と世界を繋ぐ

カバン・バック・革小物の国際総合サービス会社

株式会社アイ・パック 代表取締役 藤川 和也