昨年は平成から令和の時代になり新しい時代が始まりました。
世界は米中の貿易戦争が勃発し、中東あたりも未だに内戦が続いております。
日本の他人事ではなく、いつ世界紛争に巻き込まれるか
分からなくなってきた感じを受けます。
日本も昨年はラグビーワールドカップが開催され、
今年は東京オリンピックが開催されます。
一般的には景気は上向き傾向になるはずですが、
消費税の変更や日韓関係の問題もあり
国内消費が冷え込み始めたと聞いております。
オリンピック後の公共投資が落ち着くことによる
影響も気になるところです。
弊社アイパックは現在中国に7拠点
(青島、莱州、日照、常熟、義烏、広州獅嶺、広州白雲)
ベトナム3拠点(ハノイ、ハイフォン、ホーチミン)
の合計10拠点に加え、
2019年はイタリア フィレンツェにも
現地法人BORSACCO FIORE SRLと言う会社を立ち上げました。
中国は米中貿易戦争の関係で倒産や廃業する企業が増えてきました。
バッグの業界でも東南アジアに向けて
シフトしている中国企業が増えてきております。
ベトナムは中国企業のアメリカ向けオーダーが
入って来ております関係で日本向けのオーダーを新規で
請け負ってくれる工場が少なくなってきております。
しかも、小ロット多品種のオーダーは、
最近のベトナムの工場では受け入れ難く、
日本のビジネスモデルとマッチングしない
ケースが増えている印象です。
イタリア フィレンツェで立ち上げた現地法人BORSACCO FIORE SRL
でのビジネスでは、検品検針業務はもちろんの事、
バッグの素材であるナイロン素材や本革の販売や、
金属パーツ等の販売、持ち手やファスナーの引き手等の
部分パーツでの販売、バッグの商品作りも手掛けます。
更に、イタリアでできる雑貨の商品作り等、
アイパックとしては新しいビジネスにもチャレンジしていきます。
イタリアは、どのように美しく品質の高い物を作るか
と言う観点で物作りをしております。
昔の日本もそうであったように、自社のこだわりを譲らず、
未だに職人気質な経営を維持しています。
イタリアやヨーロッパの消費者の目は厳しいので、
ファッション性や、品質の低い商品は受け入れてられない空気を感じます。
私自身、イタリアに住み始めてからは、
カバン、バッグビジネスの原点に立ち返ることができ、
新鮮で刺激的な日々を過ごしております。
イタリアからの視点で日本を見る事により、
今までになかったビジネスモデルの提案や、
新たな人脈を多く生み出すことができました。
これをお客様に還元し、新しい風を吹き込めたら幸いです。
新たな年も、貴社と弊社アイパック、共に発展できますよう、
心から祈念しております。
本年もお引き立ての程、どうぞよろしくお願い申し上げます。
令和2年 元旦
株式会社 I-pack
代表取締役社長
藤川 和也
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