カバンビジネスに関する新型コロナウイルスの世界的影響に関して

日本でも報道をご覧になった方も多いと思いますが、

新型コロナウイルスの猛威が中国国内でさらに拡大しております。

 

弊社の青島と広州からの情報をお伝えします。

 

青島は2月10日から出勤するようにとの政府からの通達が来ました。

 

広州地区は17日からの出勤の通達が来ております。

 

社員はそれまで、基本的に自宅待機となります。

つまりカバン、バックの工場は、どの会社も稼働が止まります。

 

しかし、これはあくまでも暫定の状況ですので

状況によっては更に工場停止が延期の可能性があります。

 

17年前にも、私はSARSを経験しました。

 

その時はここまでの情報が自由に世界中を流通する環境ではなかったので、

本当の情報が取れなかった可能性がありますが、

今回のコロナウイルスはちょっと異常に感じます。

 

17年前に比べて、中国の衛生状況は格段にレベルが上がっています。

 

昔のような、どこに行っても汚い中国のイメージはもうありません。

 

特に中国の大都市部は、衛生管理が行き届いており、

なぜここまで、現代中国でウイルスが拡散されたのか疑問に感じます。

 

もちろんグローバル化し、人の往来が増えているという事情もありますが、

それだけではない気がします。

 

昔みたいに中国人も怪しい食べ物は避けるようになりましたし、

衛生意識は格段と上がっております。

 

現在、中国人は自宅待機を強制されています。

 

幸い私は、日本に帰国をしていたおかげで

今はベトナムホーチミンの自宅に帰ることができています。

 

ベトナム政府も昨日から全ての中国からの飛行機受け入れを停止しました。

 

引き続き、今後の動きに注力いたします。

 

ここに来て中国を外した生産依頼が、このサイトをを通じて来ております。

 

韓国の素材でベトナム製の商品であったり、

イタリアでの小ロットの商材であったり・・・・・

 

中国依存を回避するには、ある程度のコストUPになりますが、

商品が安定的に納入できない今回の事態は、

単純なコストアップの問題より大きな問題に繫がります。

 

今後また一過性の脱中国が始まるのか?

 

それともコストをかけてでも
しっかりとした戦略の中で物作りを始めるのか、

経営者の方々には難しい決断を下す必要があります。

 

現在、ベトナムの状況の方は、

ベトナムブームのバブルが落ち着き、

中国の国家主席の習近平さんが日本に国賓として来日し、

日本との貿易協定を結ぶのではないかと噂されている中で、

将来のベトナム製造業は減退を危ぶまれていましたが、

今回の新型コロナウイルスの件で

またベトナムへの経済に好影響を及ぼす事になるかもしれません。

 

本日、銀行に行きましたがドルとベトナムドンのレートもまた下がっており、

ベトナムも経済対策を打っている感じを受けました。

 

今後の私の動きは、

ベトナム、イタリア、日本を中心として活動をすることになりそうです。

 

まだまだ弊社も中国依存が大きい会社ではありますが、

今回改めて依存度の低下を売上を伸ばす事で実施していきたいと改めて感じました。

 

カバン、バック、革小物ビジネスに関して、

もし何か困った事があれば、お気軽にお問い合わせください。

 

世界中のバッグビジネス業界の情勢に関して

私が知っている情報や、問題解決方法を、お伝えしますので。

 

 

 

 

ベトナムと中国を基点に日本と世界を繋ぐ

カバン・バック・革小物の国際総合サービス会社

株式会社アイ・パック 代表取締役 藤川 和也