コロナ禍の中でのイタリアのカバン業界の現状

新型コロナウィルスの影響による

イタリア国内の封鎖から1か月以上が経ちました。

 

イタリアのカバン製造工場は、

稼働を再開している所もありますが、

今回のコロナでの影響で長期間、

休業中のままの工場もありますし、

すでに廃業した工場も出てきています。

 

そんな中、ミドルクラスのブランドを作っている

カバン工場と出会いがありました。

FIRENZEのブランドのカバンを作っている工場ですが、

ここでもやはり中国人とアフリカ系の職人が頑張っていました。

 

イタリアでもこういった知人のご紹介による

ご縁が拡がっています。本当にありがたいです。

さらにイタリアのご報告ですが

先日、イタリアで獲得した初のオーダーを

いよいよ出荷しました。

 

コロナ下の自粛の中、カバン工場の方が

自宅でサンプルを作ってくれたお陰で、

このオーダーに繋がりました。

 

この8月も、バカンスを返上して量産をしてくれています。

 

本当に彼らには頭が上がりません。

 

感謝です。

 

まだ販売していない商品なので写真は載せられませんが、

出荷するまでに幾多の苦難が重なりました。

 

出荷時もコロナの出勤規制とバカンスでのお休みと、

イタリア独特の従業員の怠慢さが重なり、

なかなかスムーズに予定が進みませんでしたが、

これも経験になります。

 

当初は通常のAIR便での配送を考えていましたが、

飛行機の便数も激減し、スペースの取り合いや値段の高騰等、

いろんな条件が良くない方向に重なりました。

 

通常でのビジネスを遠隔操作でやるのも大変なのに、

コロナの時期とバカンスの時期が重なり、

その中での遠隔操作は現地スタッフを始め、

工場のスタッフもとても神経を使ったと思いますし

勉強になったとも思います。

 

弊社のスタッフが工場に状況確認に行った時の

近くのビーチの動画でも貼っておきます。

 

コロナでの閉塞感が漂ってはいますが、

イタリア東部アドリア海のビーチを楽しんでください。

 

https://youtu.be/80hbg6wG1ng

 

 

中国・ベトナム・イタリアを基点に日本と世界を繋ぐ

カバン・バック・革小物の国際総合サービス会社

株式会社アイ・パック 代表取締役 藤川 和也