現在、ベトナムのカバン・バック工場で起きている問題とは?

5月に続いて、この夏もベトナムホーチミンのオフィスに出張しました。

 

ベトナムはコロナ禍の混乱からは脱却していますが、

アフターコロナの新たな問題が噴出しています。

 

ベトナムでは、カバンや革小物関連のいろんな工場を訪れ、常日頃から情報交換をしているのですが、

現実のベトナム工場の問題を目の当たりにしました。

 

その原因は「キャンセル」です!!!

 

コロナ前のオーダーに対して、急なキャンセルによる生地の在庫過多が

各工場の経営を圧迫しているのです。

 

ベトナムのカバン・バック業界は、材料は海外からの輸入が中心になります。

しかも輸入後数ヶ月以内には商品として出荷しなければなりません。

 

もしそれが出来なければ、税関に関税を払って国内販売出来るようにするのか、

少し手続き費用を払って輸出の延長を申請しなければなりません。

 

一度キャンセルされたオーダーは、世界的な販売不振の影響で、戻ってはきません。」

この問題を解決するべく方法が見つかっていないのです。

 

キャンセルされ、在庫となった生地の中には、

すぐにでも使える生地がたくさん揃っています。

 

そこで当社アイパックとしては、この在庫の生地の再活用プランを、

複数のお客様にご提案しています。

 

 

今回の問題も、簡単ではありませんが、これがきっかけとなって、

当社アイパックとしてもSDGsに関わるビジネスに転化させ、

工場の問題解決をした上で、お客様の求める商品が出来れば

みんながWIN WINになれる関係を構築出来るとも思っています。

 

 

「雨降って地固まる・・・」そうなることを祈りつつ・・・

 

みんなのピンチを、みんなが喜ぶチャンスに変える・・・

 

そんな新しいビジネスモデルを模索中です。

 

 

 

 

日本から中国・ベトナム・イタリアへ世界を繋ぐ

カバン・バック・革小物の国際総合サービス会社

株式会社アイ・パック 代表取締役 藤川 和也