先日もイタリアに出張しましたので、そのレポートをお届けします。
今回のイタリア訪問の目的は、イタリア製のカバン・バッグ用 高級金具のリサーチです。
イタリアの金具業界には、日本や中国と違って、安い物を量産すると言った概念はありません。
個性が際立った金具製品を作る事を各社が意識し、クオリティの高さを金具業界内で競い合っている印象です。
フィレンツェにはこのような金具を扱う会社が数件あります。
今回訪問した金具の製作会社は、イタリア人が経営していましたが、コロナ禍で経営危機になり、中国人経営者にバイアウトした金具工場です。
営業窓口はイタリア人でしたが、最後に紹介された社長は中国人でした。
ここ最近のイタリアのカバン・バッグ業界は、コロナで混乱し、やっと終息したと思いきや、ロシア/ウクライナ戦争でオーダーがストップ・・・
戦争の影響から少しずつ回復しつつあるタイミングで、今度は世界規模のインフレの煽りを受けて、利益が出す事が難しくなっていると、オーナーは嘆いていましたが、積極的に設備に投資し、見事に生き残っています。
従業員の比率は多くが地元のイタリア人や東欧系の人たちで、綿々と受け継がれてきたイタリアの職人の気質や技術はしっかり引き継がれています。
メッキは外注ですが、それ以外は全て内製で、高級ブランドのオーダーを請け負っていました。
イタリア製の金具とアジア製の金具、製造工程は同じですが、繊細さと丁寧さ、デザインのクオリティが明らかに違います。
イタリア製のカバン・バッグ製作用の金具は、単なる部品ではないのです。
金具単体でも一つひとつが個性を主張する、まるでアクセサリーのようです。
この素敵なイタリア製の金具、装着するとカバン・バッグの品格もランクアップします。
そんなイタリア製の金具を採用したいとお考えの方は、以下からお問合せくださいませ。
日本から中国・ベトナム・イタリアへ世界を繋ぐ
カバン・バック・革小物の国際総合サービス会社
株式会社アイ・パック 代表取締役
イタリアの関連会社 BORSACCO FIORE 代表取締役
藤川 和也






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