アイパック2023年の総括と2024年の抱負

謹んで新春をお祝い申し上げます。

旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。

 

さて、昨年は日本国内では岸田政権の発足後、過度の円安傾向、による株価や金の高騰、GDPが上がらない状況でのインフレ加速によるスタグフレーションや、追い打ちをかけるような増税傾向で、国力が落ちている印象でした。

 

中国経済は不動産バブル崩壊を感じさせられる動きが加速しておりますが、BRICSの動きに連動した世界の金融界への影響も気になる所です。

 

コロナに関してはもう収束したという感がありますが、コロナ後の世界が今後どういった変化を及ぼすのか、注目されております。

 

イタリアでは、観光や展示会などが次々と再開され、外国人の訪問が戻っています。イタリアのカバン製造の現状は、コロナ後のオーダーで高級ブランドの工場が忙しく稼働しております。

 

しかし、ウクライナ戦争の影響により、すべての物価が上がりました。原材料の高騰をはじめ、工員確保の為の人件費の高騰、レストラン等の外食産業も家賃高騰のあおりを受けて、現状のままでは継続が厳しい状況だと聞いています。

 

もちろん日本と同様に市民の給料が上がっている話は聞きません。仕事にありつけている現状に満足しているという雰囲気も感じ取られています。

 

ベトナムにつきましては、観光部門は完全に解放されました。日本から身近に手軽に訪問できる国の一つになっています。

親日国のベトナムは、新ロシア国でもあります。また中国とは共産党の関係で絶妙な距離感を保っています。アメリカとはベトナム戦争後に和解し、今では輸出国として、なくてはならないパートナーです。

 

ベトナムの全ての取引工場を訪問いたしましたが、コロナによる工員達の離職後、人員が戻らない中、韓国企業が中心となってカバンビジネスを牽引しています。そんな中、ベトナムの企業が直接日本のオーダーを受けている傾向もみられましたが、材料調達がベトナム企業のボトルネックとなっています。当社アイパックの材料輸出部門は、一部のベトナム企業のカバン材料の調達で支援中です。

 

中国はゼロコロナ政策を停止しましたが、未だにビザ取得に時間と手間がかかります。また最近では新たに原発処理水放水問題で日中関係の政治的摩擦が生まれており、更に現地日本人の拘束問題も、観光や出張にお客様が中国訪問に躊躇される要因となっています。規制が緩和したとは言え、まだまだ安心して渡航できない状況です。

 

世界のカバン・バッグ業界は、未だ中国依存を脱却できない現状に変わりはありません。少しずつ世界経済が回復を見せる中、中国の輸出向けの工場はUSドルに対して元安傾向にあるので、原材料の高騰や人件費の高騰を若干抑える事ができているのは国家政策の成果と思われますが、工員の減少や節電対策での材料の入荷遅れによる納期調整には、これからもしっかり対応をしていく必要があります。これは去年からまだ何も解決されていない問題点です。

 

中国経済の低迷は世界各国への影響が出始めています。日本からの輸出減少や中国人観光客の消費低減、不動産価格の下落による銀行の不良債権化、その結果、資金繰りがショートする倒産が相次いでいます。ウクライナ戦争で世界が分断化され、各国協力して経済を正常化すると言う動きにはなっていません。

 

ベトナムは、中国からの受け皿として飛躍のチャンスです。弊社アイパックも、ハイフォン工場を拡大いたしました。スタートしてから10年目にしてようやく飛躍の可能性を感じています。

 

ベトナム カバン・バック業界の材料を中国に依存する現状は変わりませんが、カバン・バックの生産地候補として、その価値が再注目されています。

 

問題点は納期と価格と生産数量です。中国ビジネスにどっぷり浸かっているお客様は、中国でのビジネスモデルが確立していて、なかなか他の国へとビジネスモデルをシフト出来ていません。頭の中では中国依存のリスクを感じつつも、値段と納期と生産数量を考えると、コロナで疲弊した会社は目先の利益確保に必死で、第三国への進出に二の足を踏んでいるというのが正直な所だと思います。

 

今後の世界情勢を見てみると、ウクライナとロシアの戦争が長期化、中国経済の失墜による世界経済への影響、台湾大統領選挙にアメリカ大統領選挙があります。西側と東側との新冷戦の構造が今よりもさらに浮き彫りになってきています。

 

日本は中国、北朝鮮、ロシアと接している国なので、有事の可能性も懸念されます。戦争に巻き込まれないようにするにはどうするか?今岸田政権が一番考えられている課題だと思われます。

 

そんな中、私、藤川本人は2019年3月の帰国後、コロナ禍の影響で国家間の移動ができなくなりましたが、実家のある岡山県岡山市を拠点にいろいろと新規ビジネスを始動中です。

 

現在、当社は岡山県岡山市を中心に日本国内の活動に力を注いでいます。豊岡支店では兵庫県鞄工業組合に2023年に加盟し、豊岡で作られた豊岡鞄地域ブランド委員会に参加しております。豊岡製のカバンを日本のみならず海外に展開できるビジネスモデルを生み出すつもりです。

 

また、岡山から関西、関東方面への活動を活発化させ、新しいビジネスへの挑戦を開始しました。

 

株式会社GENUINOを立ち上げ。プロテイン入りジェラートを開発した事業は、2年目に突入しました。

 

弊社アイパックは、現在中国に8拠点(青島、莱州、日照、常熟、義烏、広州獅嶺、広州白雲、安徽省六安市)ベトナム3拠点(ハノイ、ハイフォン、ホーチミン)の合計11拠点に加え、2019年はイタリアフィレンツェに事務所をオープンし、2021年6月に兵庫県豊岡市に検品場(豊岡支店)をオープンしました。

 

豊岡支店では、弊社の中心業務である検品・検針(同時殺菌)、防菌剤や消臭剤や乾燥剤の販売に加えて、カビ取り作業や流通加工の業務も、新しく始まっています。

 

また中国やイタリアから集めたカバン・バックの素材や金具なども展示しており、カバンやバッグの日本国内生産にも携わっています。

 

イタリア(欧州)は現在、環境ビジネスが主流です。素材のリサイクルはもはや当たり前で、日本とは違って100%リサイクル商品が主流です。

この環境配慮のビジネススタイルは一過性ではなく、国民全体の環境意識が高く、購入動機にも影響を及ぼしています。

これは売り手の一時的な販売戦術レベルの話では無く、環境配慮は長期的な未来経営戦略になっています。

弊社も環境ビジネスやSDGsの切り口で新しいビジネスモデルを構築し、持続可能なビジネスモデルを構築します。

 

つきましては、今まで支えてくださっているお客様の方々に対する感謝の気持ちを込めて、毎年作成しているオリジナルカレンダーをお送りいたします。(改善要望あれば連絡くださいませ)

 

怒濤の勢いで世界が変化している最中ですが、当社アイパックは怯むことなく、今年も果敢に、新たな領域へと挑戦し続けます。

2024年、新たなビジネスがお互いに生み出せる事を期待しております。

 

末筆ながら、新たな年も、皆様と弊社アイパック、共に発展できますよう、心よりご祈念申し上げます。

本年も変わらぬご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

日本から中国・ベトナム・イタリアへ世界を繋ぐ

カバン・バック・革小物の国際総合サービス会社

株式会社アイ・パック 代表取締役 藤川 和也